中枢神経系に作用しないオーリスタット

国内入手可能な肥満治療薬の中で唯一、中枢神経系に作用せずに肥満治療を行うことが可能とされているオーリスタット。アメリカ食品医薬品局(FDA)の認可も出ているので安心して服用出来ます。

治験結果から見るオーリスタットでのダイエット

オーリスタット、という薬があります。肥満治療薬として注目されている成分の薬ですが、これらを用いたダイエットについて、治験結果から見るとどのような判断ができるでしょうか。まずオーリスタットの作用機序ですが、リパーゼ阻害、という作用機序によります。リパーゼを阻害することで脂肪の吸収を抑え、そのまま大便に排出させることで脂肪を体内にとどめないようにする、というのが基本的な効き方です。そのため、イメージとして「摂った脂肪をなかったことにできる」ということを思われる人も多くいると考えられます。オーリスタットに似た成分として、セチリスタットという薬があり、これは日本でも製品として開発され販売に至る予定がありました。しかしながら現在、保険適応とするほどの効果がない、という指摘がなされたため薬価収載には至っていない、という経緯があります。オーリスタットを用いたダイエットもこれと同様、過度の期待は禁物であるということが言えるかもしれません。ダイエットを行う上で重要なことは、これらの薬の働きのリパーゼ阻害によるものに加えて、その原因の元となる「脂肪」を摂らないということ、あるいはカロリーを制限していくこと、であると言えます。逆に言えば、これらの前提をしっかりと把握しオーリスタットを活用すれば、非常に効果的なダイエットが可能になるという可能性もあります。「薬で楽をして痩せる」という発想ではなかなか効果が得られにくい薬であるとも言え、その使い方が非常に重要な薬です。ダイエットを真剣に考えている場合には、その他の取り組みと合わせた形で比較検討することが効果的なダイエットを可能にし、より充実した生活を手に入れるための何よりの方法となるかもしれません。